かごまないで - 犬丸芝居小屋
词:丸井幸清
曲:丸井幸清
编曲:丸井幸清
何時しか点はてんでに繋がれ
籠の様に中心を囲う
「彼女」はぐるりとぐるりを
見渡し
呆然とその場に立ち尽くす
何時しか天から見放され
異端のレッテルを貼られる
「彼女」はばさりと
スカート揺らして
頭抱えその場にしゃがみ込む
かごめやかごめ籠の中の鳥は
いついつ出やる
冷えた視線を笑顔の下に隠して
廻転木馬はかくて廻りはじめた
長いものに巻かれるのは楽だけど
僕より低いその声で
「かごまないで」
其れを聴け
廻る廻るいびつな廻転木馬
濃紺の袖に腕をとおす
そう何を常とするか
なんて決めるのは僕次第で
さあ堺を越えていけ
うしろの正面は誰だ
うしろの正面は誰だ
何時しか空席は無視され繋がれ
輪を以ては害を成す
「彼女」の心底を理解するなどと
云うのは範疇にないのだろう
かごめやかごめ籠の中の鳥は
いついつ出やる
独裁政治で表を統一して
回転木馬は加速度更に増した
正答がないことも理解している
だからこそ弾き出すのは
「かごまないで」
暫し待て
廻る廻るいびつな廻転木馬
輪追われた点こちらにとおす
そう鶴も亀も滑らせはしない
その泪に誓って
さあ価値観変えていけ
廻る廻るいびつな廻転木馬
「彼女」を「彼」と呼んでいた頃
ふと思い出して
御覧あれ
廻る廻るいびつな廻転木馬
それでも頑なに我を通す
そう何を常とするか
なんて決めるのは僕次第で
さあ境を越えて
廻る廻るいびつな廻転木馬
それでも頑なに我を通す
そう何を一番
手強いとするのかも
僕次第で
さあ歴史を覆せ
うしろの正面は誰だ
うしろの正面は誰だ
うしろの正面は誰だ
「日が暮れるから帰ろう」