消えないように繋ぐ君の音

連なる運命の淵に立って

想いを馳せている

針が時を刻むように

いつか廃れていく震える朝が

認められないまま

悲しまぬよう蓋をして

今日もまた逃げてしまう

滑らかに繋ぐ点と線、君がそこへ

旅立つ日をただ、ただ待つだけで

今この世界で生きる証を

傷だらけの君に歌うから

走ってみせてよ

一歩、一歩、強く

まだ掴めない不確かな色が

いつか藍に色褪せるから

諦めないで、いつか見つけられる

共に歩こうその壁越えゆくはアイリス

言えない今日に漣が攫う

迫り来る選択の道に立って

僕は霞みそうになる

空がどんなに暗くても

いつかは過ぎていく、藍澄み渡る

それが人生だ

「いらない心」なんてまだ君はさ

洗い流せていないだけだろう

力が出なくて立てないのなら

僕が手を引いて

君を夢へ連れ出せるから

今この世界に生きる証を

諦める君の横顔には

映ってるんだよ哀に満ちた記憶が

どうか君に、笑い合える

そんな今を歩んで欲しいから

叫んでるんだよ、世界を越えて

悲しまぬよう蓋をして

逃げていたのは僕の方だったんだ

絶えず歌うよ、暗い闇の底で

君に宿る光が照らしてくれるから

星空に届け僕の歌よ

恐れている君がいる

だから進んで行くんだよ

絶えず、絶えず、進め

今煌めく星の下で

夢見た君の花が咲き誇る

紡いでいくんだ

ほら手を取って

共に描こう明日へ

希うはアイリス