忘却のクオーレ - まふまふ (mafumafu)
詞:Neru
曲:Neru
初めて知る
胸の空白
遠い昔に落とした
そう埋められない
この痛覚を
ヒトはイナチと
呼んだのだろう
なら答えは一つだろう
落っことしたままのページに
感触のない
この両脚で
遥か地の果てまで
逢いに行こう
可能性を
追い求めた末に
ヒトビトは溺れ
カミサムにも
見放された
情報の海上で
カナシミもイカリも
枯れるほどに
誰もいつしか気付けば
自分自身を忘れていた
キミとボクの
距離の間には
塞ぎ込んだ
ドアが立ってて
抉じ開ける事も
壊す事も
今もボクは出来ない
名前と意味が
あったような
懐かしい
カンジョウのデータに
無いはずの
ココロがそっと
まだ記憶の片隅で
静かにコキョウした
過去に聞いた風の便り
コドクには勝てないらしい
じゃあ
何故それを埋めようとして
ヒトはイナチを見捨てたの
ならこのセカイには
もうコドク
なんていないでしょう
道理に合わない
この喪失も
いつか晴れる日々が
来るのかな
輝く瞳に
浮かび落ちてゆく
一粒の雫
この廃都市には
それらしいものは
無いけれど
この地球の
何処がで
見かけたような
明るいでも暗い
その色を
どういうわけか
覚えている
二つの足下を
追うのには
頼りない
消えそうなランプで
膝を抱えては
来るはずのない
朝を待ち望んでいた
抱え込むには多過ぎて
置き去りにしたコトバガ
ミャクを打つかのように
そっと
一瞬記憶の片隅で
微かにエコーした
呼び合うかのように
交叉する
胸の奥のシグナル
暗闇でさえも
鳴り続ける
それをセイメイと
名付けよう
目には見えないようだけど
響くシンゾウさえ
あればいい
まるで知ってた
みたいだった
このコドウは
何らかの間違い
じゃないとして
ならインチ
以外ないだろう