doa - 誰よりも近くにいるのに
作词:徳永暁人
作曲:徳永暁人
50センチ四方の枕に
寄り添い
外は夕立の騒音
もう少しここに居て
いいという感じに
フタが閉められた午後
頬に君の髪が吸いついて
短く区切る会話 つなぐ糸
誰よりも近くにいるのに
しびれるような
一瞬さえ惜しくて
張り裂けそうな本音と
悲鳴を伝えたくて
どちらからでもなく
抱き合う
時計を外した腕に
時間はなく
季節さえ止まったかのよう
点滅してる無様で
根深い不安を
洗い流せるものはなに
いつかは全て
消えゆく世界で
ふるえるほど
なくしたくないものがある
誰よりも近くにいるのに
肝心なことだけ
言葉にならなくて
燃え尽きそうな赤い炎を
守りたくて
どちらからでもなく
重ね合う
深い深い海の底から
まるで遠い水面を
見上げているよう
声が白く泡になって
ひどく聞き取れないまま
消えてしまいそう
苦しみが交差する
視線の先で
濡れた言葉でもいいから
綴ってよ
誰よりも近くにいるのに
しびれるような
一瞬さえ惜しくて
張り裂けそうな本音と
悲鳴を伝えたくて
どちらからでもなく
抱き合う
雷鳴が どこから
でもなく響いてる