【北方棲姫】約束ノ言葉 - キネマ106
词:Tom
曲:Tom
ある晴れた昼下がり頬を
刺す風が吹く
白い吐息を零し空を滑る風の刃
虚無の数字を
背負い羽撃く鳥のように
少女は目をまるくして
夢中で走り追いかけた
草をかき分けて白い軌跡辿って
翼を休める手負いの鳥見つけた
ドコカラキタノ
オナマエナァニ
ネェネェオシエテ
繰り返す微笑みの時間
二人仲良く遊んだ
ズットトモダチダカラネ
小指を重ねた約束ノ言葉
幾日が経った頃
鳥が空埋め尽くす
トモダチが帰ってきたと
少女は喜び躁いだ
降り注ぐ磯全てを焼き尽くして
ただただ戸惑い涙浮かべ佇む
ナゼイジメルノ
トモダチナノニ
ナゼナゼオシエテ
繰り返す悲しみの葉
ドウシテと泣き叫んで
ズットトモダチダカラネ
虚しく響いた約束ノ言葉
モウシラナイヨ
トモダチジャナイ
ネェナゼヤダヤダ
カエレカエレーオネガイー
繰り返す哀しみの火
何度も鳥を墜として
ズットトモダチダカラネ
黒く塗り潰す約束ノ言葉
イツカシズカナウミデ
消えるように吐いた
約束ノ言葉