ゆらゆら浮かべてた

静かな海の中

風切り裂く撃音（おと）は

誰守りたいから…?

まどろむ戦火（ほのお）に

そっと目を閉じて

思い出すは遠い　あなたの子守唄

愛しきひとのため

悲しきその運命（さだめ）

誰もが抱く　希望のため

叶わぬ願い故

再び逢えるなら

その手の中で　ゆらゆらゆら

「あなたは強くない」

優しい口癖に

意地になって駆けてた

皐月の空の下

この胸　護るは

夢と浮かべた

幼き思い出　貫かれぬように

儚き艦（もの）のため

想（えが）いた四季の風

帰る場所へと連れてくため

恋しき母の真似

抱きしめるこの腕

君の思いを　ゆらゆらゆら

ら　ゆらゆら

切れてる火蓋に

望みもしない未来（あさ）を

君と交わすから

愛しきひとのため

悲しきこ（そ）の運命（さだめ）

誰もが抱く　希望のため

叶わぬ願い故

再び逢えるなら

その手の中で　ゆらゆらゆら

ら　ゆらゆら

ら　ゆらゆら