を
バケツいっばいの絵の具を
悪戯にぶちまけたら
名作が生まれたような「plus」を
独りじや気付けなかったんだ
こんな艶やかな世界に
「いつものタ焼けだよ」
笑った君がくれた「plus」だ
シナリオめいた銀河の中
憧れだった彗星キラリ
独りじや何も見えなかった
こんなにも大切なplus」を
多分僕は
まだ目を閉じて
見えないからと
あきらめて
底なしの容器に時間を流し
掬えないと嘆いて
枯れ葉ひとつの重みもない
卒のない日々に響いた
不協和音な雷鳴の閃光に抗えず
変わり果てた世界の真ん中
を
両手いっばいの餄を
空高くぶちまけたら
オ-ロラが生まれたような「plus」を
独りじや気付けなかったんだ
こんな鮮やかな世界に
「いつものタ焼けだよ」
笑った君がくれたを
心いっばいの声が
飛び出してあちこち跳ねて
生命が生まれたような「plus」を
独りじや気付けなかったんだ
こんな華やかな世界に
「いつものタ焼けだよ」
笑った君がくれた「plus」だ
機械仕掛けな帰り道が
やけに優しくて笑えた
独りじやどれも見えなかった
こんなにも大切な「plus」を