朝を待って　昼になった

今日を捨てて　明日を待った

“私じゃない”と気付いていた

“君じゃない”とどうして思えば良かったの？

もう見慣れた部屋　変わり続ける戻れない街

宛名のない歌　どれが本当の私だったの？

本当の君だったの？

分からなかったことばかり

間違えてしまったことばかり

でも愛しかったことばかり

どれも本当の私たちだったよ

知らず知らず見つけた

変わり始めた季節の匂いに

あの日と変わらない

君を映してしまってるんだよ

伝えなかった事がまだ

可能性となって取り憑いてる

都合の良いことばかり

どうしてこんなに色褪せずに

分からなかったことばかり

間違えてしまったことばかり

でも愛しかったことばかり

どれも本当の私たちだったよ

朝になって　踏み出す一歩

どこへ向かうか　決めてはいないけど

君を待っていた私は

夜の向こうへ小さくなって頷いた