心の代わりに千切れた首飾りは煌めいて

沢山の傷を隠して生きてきたの？走り続けて

綺麗な心臓のレリーフは泣いてますか？血の涙で

キミは隣に居てくれるの？それは玻璃越しの夜

あの日の言葉を探して　逃げ続ける

当ても無いし　喘ぎも知らない

何かの拍子に居なくなるんだ

路地の隙間から手を伸ばして見ていた　病だ

乾いた肺の奥で蝕まれるみたいに

亀裂はまだ　まだ見えない　亀裂亀裂亀裂

破裂はそう　一夜にして　破裂破裂破裂

哀しい

まだなんだ明日の夜に　目が覚めても

キミは癒えないまま　笑ってるんだ

何も感じない筈だ　まだまだまだって

「もっと遠い筈だ」と言った　どうしてなんだ

キミだけはこっちを向いてよ　少し…

望まぬ朝にさえ　その血が滲んでしまっていて

どうして亡くしてから気付くの？

不可逆の病の様だ

飛散のガラスに手を伸ばした

最期　キミに謝って欲しくは無いんだ

亀裂はまだ　まだ見えない　亀裂亀裂亀裂

破裂はそう　一夜にして　破裂破裂破裂

ごめんなんて言わないで

そうだったもう行かなくちゃ　手が震える

幾何学の様なその傷は

もうそれを叩かずにいて　ダメだめ駄目だ

これは私が望んだんだ　哀しい歌だ

あぁ　雨が降っている　咲き誇る花

少しの衝撃で花瓶が割れる

あの人に咲く影が無数

投げ出した身は努努帰らない

まだなんだ明日の夜に　目が覚めても

キミは癒えないまま　笑ってるんだ

何も感じない筈だ　まだまだまだって

吐いた虚言に生きていた　どうしてなんだ

夢の兆しを明らかにして　例え身体冷たくとも

キミだけは追いかけて来てよ

未だ幕開けを知らないこの物語

キミだけは私を見てよ　今は…