词:Coro
曲:ZUN
干乾びた大地に立って
生きる術を探している日々
箱の中から見ていたあの景色は
こんなにちっぽけなのかと笑う
求めるままに注がれて
滲み出た愛が牙を研いでる
その恋の詩は今や誰もが忘れ去り
ワタシの中だけで
延々とループする
思い出を彩ったブリキの
玩具が捨てられて
ガラクタの中では何かが光る
古ぼけた落書き帳には
「正義の見方」ばかりが描かれて
枠の中から追い出した悪者は
こんなに近くにいるのに
気付けない
求めなくても注がれて
溢れ出した愛に毒を一滴
何気ない言葉が
心に小さな火を点し
ワタシの胸の奥で
いつまでもエコーした
割れた窓ガラスの
ビニールテープは色褪せて
カタカタ小刻みに不安を募らせた
この恋の詩は
ただ一人に届けばいい
ワタシの手で握り潰さないように
鮮烈なモノクローム
光が射す場所へ続いている
極彩色を蹴飛ばして
そういつの日か