Mother_Blue - Alieson
小さな手のひらで握り締めた燈火は
既に凍りついていた
やっと会えたその笑顔私に似ているわ
早く名前を呼びたい
どうして私にだけ
与えてもらえないのでしょう
小さな体はやがて温もりんを無くして
動かない鉛のように
私の腕から溶け落ちてしまうあなたを
もう抱きしめられなくて
どうして私にだけ
与えてもらえないのでしょう
春は二人手を繋いで
踊る花の下をくぐる
私に手を振るあなたが見える
夏も二人手を繋いで
空に咲いた花を仰ぐ
多くは望まないのに
どうして私にだけ
授けてもらえないのでしょう
秋に出会うはずの
あなたがどこにもいない
私のなかを引き裂いて探しでるのに
命は全て海へと帰るというのなら
冬にはそこへ迎えにいくから