観覧車と白昼夢 - Nem
詞:Nem
曲:Nem
ほら扉開いて怖がらないでいいよ
この街一番の眺めを見せたげる
ゆらゆら揺られて鳥籠は昇る
いつかあの星に届くだろうか
午後9時の景色サイリウムが躍る
気持ちいいけどまだ足りないよ
バレちゃいけないから
身を隠しておいて
こんな場所で
落ち着く僕じゃないんだ
足が竦んだって歯車は止まらない
飛び降りたら最後
一緒にバラバラさ
ゆらゆら揺られて鳥籠は昇る
行き着く先なら分かってるさ
午前0時過ぎ全てを手に入れる
美しいだろう美しいだろう
そんな悲しい顔しないで笑ってよ
これを君に君に見せたかったのに
ああ全部全部全部
夢のよう夢なんだろう
午前3時には街の明かりも消え
闇もそっと落ちていくんだ
新しい朝に君は扉を開け
僕を置いて歩き出すよ
碌に手も握って
あげられなかったね
こんな奴の
傍に居てくれてありがとう
さようなら