凪音迷彩 - みくにゆきなか/蒼姫ラピス
词:みくにゆきなか
曲:みくにゆきなか
ずいぶん前から思っていた
探して 白いオフィスビル
すり減らしていく靴底
何かあったんだ 掴めもしない
夢のようで 他人事で
ありふれていた
欲しいものあった
どこか冷めていて
どこか病んでいて
サカサマになった
声を背に石畳を
勢い任せに手を引いて
夕刻のさよならさえ
語ることも無く
佇む僕ら
画用紙の上 余白を全部
迷いもなく取った 水色 で
中間色を移ろいながら
心外だとでも言うように
色を変えていった
あれは何だった 奔る様だった
塞ぐ境内で 君は何て言った
それは今日だった
いや 忘れたんだ
ただ震える夜が
心凪 な いでいた
赤い門から 抜けたら僕らは
開いたままの手の
軽さは何故だろう
知らない
駆け上がる音 狂いもしない
胸の共振が 遠く攫っていく
流されていた このままは嫌
そして今日が 当たり前かの様に
あれは何だった 奔る様だった
塞ぐ境内で 君に恋をした
忘れそうだった どうか君は
あと少しだけ 僕の凪でいて
瞼の裏 夢の残滓は
花札の中の 一枚絵の様