フィジカルハイダー - 犬丸芝居小屋
词:犬丸芝居小屋
曲:犬丸芝居小屋
「目を開けてよ」
半色した眼が見えなくて
白い部屋突っ立ってた
「目を開けてよ」
常を異にし
心底読めぬ彼が
言葉を発した気がした
「助けたいですか」
清潔そうな白衣纏った
おっさん注射器持った
「みつけてきてくださいね」
痛みなかった
菜の花色の
目と目があった
気を失った
もーいーかい
いいかい
さあもういいかい
ずっと沈んでいく感覚
時計を持った兎は言った
「時は金では買えません」
もーいーよ
いいよ
そうもういいよ
ずっとひとりぼっちで待たせた
「許せ」なんてのは言わない
「どこにいるんだ」
鏡があった
今様色の眼が
ふたつこっち見てた
「どこにいるんだ」
扉があった
幾つもあった
鍵はバラバラ床に散らかった
「まともじゃないな」
扉の先で
黒衣纏った影法師取り囲んだ
「まともじゃないなあ
俺も」
妙に笑えた金属バット
振りかざした朱に染まった
もーいーかい
いいかい
さあもういいかい
ずっと歪んでいく色覚
茶を注いだ帽子屋言った
「時は待ってはくれません」
もーいーよ
いいよ
そうもういいよ
ずっとひとりぼっちで待たせた
「ごめん」なんてのも言わない
もーいーかい
いいかい
さあもういいかい
「ずっとひとりきりで生きてく」
そう呟いた君の本音は
もっと前から知ってる
もーいーよ
いいよ
そうもういいよ
繕ってることも知ってるよ
中身のままでいーんだよ
もーいーかい
いいかい
さあもういいかい
真っ赤に塗ってきた道順
にやり笑ったチェシャ猫言った
「命はふたつありません」
もーいーよ
いいよ
そうもういいよ
ずっとひとりぼっちで待たせた
「許せ」なんてのは
言わないあたりがホント狂ってる
もーいーかい
いいかい
さあもういいかい
行き止まりで床の鍵蹴った
心を模した女王は言った
「理解せねば伝わりません」
もーいーよ
いいよ
そうもういいよ
真っ赤な足で蹴破った
半色の目が在った
「さあ
日が暮れる前に帰ろ」