雪の日に - 福山芳樹 (ふくやま よしき)
词:KYOKO FUKUYAMA
曲:YOSHIKI FUKUYAMA
小さな駒鳥息絶えて
蟋蟀柊暗い森
そうして朝陽は昇り
再び冬が来る
あれは初めて雪を見た日
里で見つけた赤い果実
味わう事もないまま
母さんは撃たれた
どうしてどうして
すがりついて
叫ぶ事さえ出来ないで
逃げて逃げて生き抜いて
嘆く事さえ出来ないで
悲しみは癒えない
神様は見えない
爪痕だけ残し消えてゆくだけ
わたしの手や足に
わたしの血や骨に
幸せだけ全て蘇るまで
生きていたい
瞳閉じれば浮かび上がる
団栗椎の実冬籠り
秋の実りは幻
ちらちら雪が降る
ゆっくりゆっくり山を下りて
向かう道いつか来た道
長い長い時をめぐり
響く音いつか聞いた音
悲しみは癒えない
神様は見えない
爪痕だけ残し消えてゆくだけ
わたしの手や足に
わたしの血や骨に
幸せだけ全て蘇るまで
生きていたい
せめてわたしの亡骸を
山へ帰してくれないか
そしてあの日の赤い果実
傍らに埋めてくれないか