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River

竹井詩織里

光るみなもに 浮かぶ花びら

ふとした瞬間 散り散りになっていく

離れゆく日が いつか来ること

二人は知らずに 今日まで歩いてきた

暮れなずむ空が 闇にのみ込まれていく

君の姿はもう このめに映らない

流れる花のように

今はただ身を委ねて

「ユレテイタイ…」

溢れゆく涙や

降り積もる哀しみさえ

時の中で…

かわべりの歩道 子供たちの声

空を分けていく 白い翼の群れ

とりとめのない 日常さえも

君が居るだけで 愛しく感じていた

失った後に 残った胸の痛みも

いつか思い出に なる日が来るから

流れる時いつか

やわらかな光りを浴び

目を覚まして

まっさらな気持ちと

思い出抱き締めたなら

歩き出すの