小説 夏と罰(下) - 傘村トータ&猫村いろは

傘村トータ

猫村いろは

更新时间:2025-04-07 15:54:42

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小説 夏と罰(下) - 傘村トータ&猫村いろは 歌词

小説 夏と罰 (下) - 傘村トータ

词:傘村トータ

曲:傘村トータ

うだるような夏が

身体を侵食していく

君を攫った季節が舞い戻ってくる

空は彩濃く

置き去りにされた僕だけが

この世界で風に揺れて

そこに在った

君の飲み残しのような人生を

背負って生き続ける

僕の身にもなれ

君が諦めてしまった世界で

一文にもならない

懺悔を続けている

僕が手を離したあの一瞬を君は

僕に一生後悔させる気なんだね

思い出など何の意味もなさない

君の呪いのような寝顔の前では

神も仏も救いはもたらさず

永遠に裁かれない僕は

瞼すら閉じられぬ

何も感じない心であるのに

焼け付くような痛みだけ

残るのは何故

僕に慰めの機会など与えず

君はただ夏を罰として

刻んでいった

祭りの甘い林檎のような

頬に手は届かぬ

この先一度として

それが冬であったならば

凍った声に諦めもつくだろうか

僕が手を離したあの一瞬を君は

僕に一生後悔させる気だとしても

それが本望であると

受け入れてしまえば

君は二度と僕の元へ帰ってこない

君が好きだと

僕が喉裂けるほど泣いても