迦具夜 - 蘭/初音未来 (初音ミク)
詞:蘭
曲:蘭
遠く去りし約束在りて
募る想ひ射てど叶わぬ
夜明かり零れ照らすは
秘めた慟哭
日毎綴る悲恋の和歌
されど欠けゆく
弓弦の影
風吹きて雲は耀ふ
宿命の刹那
十五夜が来なければと
何度嘆いたでしょう
そっと開く相思華
淡く滲んで
もしもこの私が
光と消えたなら
せめて忘れてくれますか
憂いの月濡れて
緩り伸ばす指の先には
飽かず悲しき別れの面
白き平に握り締めるは
憂戚の笛
幾重に下照る天の原
見つめては流す思い出
朧に輝る故郷も
淡く潤んで
もしもこの想いが
浮かぶ小舟に乗り
あなたの元へ届くならば
星と消えてもいい
もしもその夜空が雲に隠れても
あなた見上げてくれますか
そっと言ノ葉舞う
憂いの地球濡れて