シャンプーの匂いがした - 22/7
词:秋元康
曲:長沢知亜紀
西側の校舎抜け
プレハブの部室まで
スカートをなびかせて
一人走る
先輩が辞めるって
今さっき聞かされた
突然の出来事に
動揺してる
穏やかに微笑む彼女を
両手を広げ留めてくれたか?
気持ちは変わらなくても
話聞かせて欲しい
他人に
言えないくらい好きだった
そばにいるだけで
ときめいた
想い
気づかれぬように隠して
ずっと告白できなかった
初めてのこの恋は
シャンプーの匂いがした
憧れの先輩は
窓際で待っていた
まだ胸が苦しくて
肩で息した
真っ白なブラウスが
逆光に透けていた
ハッとしたその理由は
私の秘密
ごめんねと
声には出さずに
唇だけがそっと動いた
彼女のその決意に
おでこをつけて泣いた
他人に
知られたくない恋だった
ずっとさりげなく見つめてた
何か話したら
バレちゃうから
一人心を落ち着かせた
振り向いたその髪は
シャンプーの匂いがした
ぎゅっともう一度
抱きしめられて
ずっと気づいてたと言われた
他人に言えないくらい
好きだった
そばにいるだけでときめいた
想い
気づかれぬように隠して
ずっと
告白できなかった
初めてのこの恋は
シャンプーの匂いがした