カコノトビラ - 小峠舞
カコノトビラそのままに
いつでも貴方の傍にいたい
吐息漏れて静かに宿る
命新たに生み落とし
小さな泡無数に弾け
風に逆らい飛んでゆく羽根
捕まえて欲しいから
ワザと止めて
哀しいうしろ姿見たくないから
カコノトビラ突き破り
救えなく肩を抱き寄せてた
崩れ倒れ涙から
跡形消えて面影も
苦しみ閉じ込め
いずれ還ってくること
信じて陽の目を見せないように
記憶にあるかすかに感じ
リセットされたはずだけど
同じ匂いが
たちこめたこの場所
私よりも知っている人が
繋ぎ止める誰かの
冷えた手触れ
口を鎖した意味を
確かめたくて
カコノトビラ取り出して
リンクした灯壊そうとした
開く時を待ち焦がれ
暗闇に沈んだ真実
戸惑い隠して
いずれ咲き誇る路
切裂き透して最後を魅せて
揺れて揺れて響きだす
近づくもう一つの鼓動
過去の
カコノトビラ歪まずに
陰りを貫いたまま辿り
儚く破れ舞散る
憂いの影が浮かんでた
憎しみ悲しみ共に過ち犯し
瞳を殺して眠り続ける