あなたに壊されたあたしの心

からっぽなままに身体を差し出して

あなたのその指が忘れられなくて

モルヒネもどきの甘いクスリを噛み砕く

どこまでも一緒にってゆってたじゃない？

あなたは1人、ここらから飛び出して

青く澄んだ空の向こうに期待しないようにして

暗く深い海の向こう側で爪痕(きず)をなぞる

あなたは甘え方を知っているから

いつか私の元へ帰ってきそうで

籠の中、飛べないままに想いを焦がして

爪を這わせて1人遊んでいる

いつまでも一緒にってゆってたじゃない？

違う姿に重ねて、ベッドの上鳴くだけ

外せなくなった指輪が胸を締め付けて

染み付いた後悔が幸せな夢を見せつける

どこまでも一緒にって言ってたじゃない

貴方は1人、ここから飛び出して

貴方がこの先ずうっと不幸でいてくれるように

私の想いを閉じ込めた手紙を贈るよ