最初　憧れの対象　紫に染まる空はグラデーション

だいだい色の雲が揺らめく「みて」コントラスト

チカチカネオンにくらくらり

蓋がない茶壷の中で足掻く隈なく探すナイト

暗い狭い細い路地　電飾の看板はアイロニー

絢爛豪華な装飾品は偉そうだ

「 さぁ、一緒に御食事しませう。 」

赤い電飾　ゲート潜れば奥には国

嘘吐きな月　蛍光灯の色をカッ消す

ほら消す明かり夜は思ってるより永い

ドギツイショッキングピンク

本質に触れることなくシーツに沈む

折れない茎 　華はとっくに枯れ土

『俺が好き』間違っちゃ無いサディスティック

夜に咲くネオンが好きだった

「ねえねえ、お姉さん私を連れてって。」即決定

轟音のメーデー　気づかずに鳴り響くハイヒール

愛情無いキス　今私達シンクロ

何時もの紅いリップ凛々しく

透明仮面の舞踏会はこちらわからずや何方

はい　オーライ　じゃあ本題：もう必要ない

“空” ごみ箱にポイ

あ　あ　もういかなくちゃ

ママに怒られちゃうわ

全然遊び足りないの

自由に飛び囘る蝶になりたい

あ　あ　もういかなくちゃ

パパに殴られちゃうわ

全然遊び足りないの

自由に遊び囘る女王になりたい

煙で濁る空気は曇りガラス

目の膜かかるエフェクト

この街では誰もが血眼

死んだ里は過去　だって嫌だもん

白髪のおぢ様「クワバラクワバラ」

今宵も誰かを憂いで　血液に溶けるアルコール

あらぬ春のごとく蒸発

情がわく乾く汲む果て破裂する最下層

蟻が問う「何故此処に居る」 と

無い的を狙うアイランド

甘い砂糖求めて繁華街でうごめく

自由奔放な風は去っていった

香りだけ残して去っていった

チクタク時計に四苦八苦　無い街頭の下

ハイライトに咽る　憧れのあの人の鏡みたいに

タバコと香水の香りに酔う

狂おしいノスタルジイにうずくまるシーン

『ずっと一緒』空を切る嘘　とっくに知ってた

黄緑のシャネル　繰り返すファンタジー

あ　あ　もういかなくちゃ

ママに怒られちゃうわ

全然遊び足りないの

自由に飛び囘る蝶になりたい

あ　あ　もういかなくちゃ

パパに殴られちゃうわ

全然遊び足りないの

自由に遊び囘る女王になりたい