"3番線
何度傷をつけても
時間が経てば薄れていく
傷跡のような日々
思い出す部屋の照明は
いつも僕を照らさない
昔もらった愛みたいな虚しさは
とうに褪せていてもう涙も出ない
誰かと眠った夜は
味もしない
ただ満たすためだけにする食事のよう
目を覚ましてもどこにいるのかわからなくなる感覚
不甲斐なくて惨めで
裸足で夜に駆けるしか
生き方が分からなくなった日
そのどれもが愛おしいのは なぜだろう
疲れ果てて
この世界は残酷だと嘆く目は美しい
何度でも 夜に駆けて会いにいく
なくしたものを取り戻しに行く
変わっていく街や心
虚しい世界の中で
僕らいつか化石になる"