札幌処刑台 - 野狐禅 (Yakozen)
词:竹原ピストル
曲:竹原ピストル
叩きつけるだけ叩きつけて
後は机の上に
放り投げたままの
ノードブック3冊分の
かつての情熱共に
今日はやけに
後ろめたさを覚えます
滲んでゆく視界に
右腕を
かじってみたのですが
なかなかどうして
うまいこと奮い立ちません
夜明けとため息は
とにかく相性が悪く
強烈な葛藤が大雑把な
輪郭の薄い影を
一気に
塗り潰してゆきます
そして僕は
肋骨の凹凸を
指でなぞりながら
アルバイトを休む口実を
あれこれ思案しているのです
心臓を鼓動させて
血液を循環させて
そんでそれか一体どうした
絶望を鼓動させて
激情を循環させてナンボの
人生ではなかったか
てめえで
てめえの
首根っこひっ掴んで
13階段を引きずり
上げていくような
馬鹿げた春夏秋冬の
ちょうど突き当たり
家賃3万8千円の札幌処刑台に
ぶら下がっている
夢で首を括っていっそ
生きてやろうと思った
歌声は飲み屋の姉ちゃんを
ひっかけてきた
酔っ払いの胸を
虚しくすり抜けて
見るも無残
週末のフォーク小屋の壁に
ぶち当たって木端微塵に
砕け散るのです
滲んでゆく視界に
頬を一発
引っ叩いてみたのですが
なかなかどうして
うまいこと奮い立ちません
ヤケ酒とため息は
とにかく相性が悪く
強烈な葛藤が
胡散臭い
ビルのエレベーターを
一気に塗り潰してゆきます
そして僕は
夜明けの繁華街に
何故か
すっぴんの母ちゃんを
連想しながら
このしょぼっくれた
連日連夜を
正当化するための口実を
あれこれ思案しているのです
一丁前に飯を食らって
一丁前にクソを垂れて
そんでそれが一体どうした
絶望を喰らって
激情を吐き出してナンボの
人生ではなかったか
てめえで
てめえの
首根っこひっ掴んで
13階段を引きずり
上げていくような
馬鹿げた春夏秋冬の
ちょうど突き当たり
チケットノルマ無しの
札幌処刑台に
ぶら下がっている
夢で首を括って
いっそ生きてやろうと思った