誓約の閉回路桎梏の乙女 - 少女病 (しょうじょびょう)
詞:少女病
曲:RD-Sounds
燃え落ちる残骸を
放心するようにただ眺めていた
信じようとしていた事
何もかもが瞬く間に灰燼に帰す
小さな手に唯一繋ぎ残った光は
庇うように信じついてきてくれた彼だけ
飲み込まれる
夜に暗闇の底に
泡沫のように儚く消える幻想>
生まれてくることも死にゆくことも
必ず何かの意味があるんだ
少女が明日に持って行けるのは
思い出と光だけ
彼女から見えぬように
少年は顔歪め嘲笑っていた
虚構を剥ぎ取った姿は
男の霊との契約を履行する悪魔
亡き母に向けられた
おぞましいあの呪いは
母親の全てを叩き壊すためのもので
手に入らないのなら壊したい、なんて
子供じみた我侭が生んだ幻覚>
呪いの対象は
“彼女の全て”
愛するクーデリカも含まれて
殺しはしない
ただじっくりと暗闇へ突き落す
その悪魔は
自らを霊と騙り
少女の穢れないき心に入り込んだ
彼女は囚われていた
出口のない虚構>の中に
「まだ終わらせはしない。
これからもっともっと楽しくなるよ?
キミが悪魔なわけはない。だって……
悪魔はオレの方なんだ」
飲み込まれる
夜に暗闇の底に
泡沫のように儚く消える幻想>
生まれてくることも
死にゆくことも
必ず何かの意味があるんだ
玩具としての意味を与えられ
ただVisionに埋もれゆく
繋ぐ光が
黒く光っていることにも気付かずに