北 - 山崎怠雅
知らない誰かを
失う気がして
一度は破に捨てた
手紙を書いていた
夜明けは灯す
だれかが眠ている
墓標が雨に打たれ
何かに怯えていた
今度は自分の番と
どこまでも歩いてく
気まぐれな昨日のことなども
君は知らないだろう
始まる気配も
しない恋だった
名前を呼ぶこともない
誰かのせいにして
夜更けを待ちきれずに
瓦礫の中歩く
終りを探し道のりに
終わりなどないなら
進路はもうこのままで
どこまでも歩いてく
もう二度と会えなくなる場所まで
逃げてしまおう
今度は自分の番と
どこまでも歩いてく
気まぐれな昨日のことなども
君は知らないだろう
進路はもうこのままで
どこまでも歩いてく
もう二度と会えなくなる場所まで
逃げてしまおう