ああ 言葉（ことば）には出来（でき）ない

想（おも）いを胸（むね）に抱（だ）いて

修羅（しゅら）の住（す）む世界（せかい）へ

今日（きょう）もいざなわれてゆく

ああ 儚（はかな）くて美（うつく）しい

夜空（よぞら）に咲（さ）いた星（ほし）は

あの日（ひ）散（ち）った友（とも）の目（め）

悲（かな）しいほどにうりふたつ

いざ行（ゆ）け明日（あした）の

命（いのち）を勝（か）ち取（と）るため

追（お）い風（かぜ）を感（かん）じたのなら

迷（まよ）うことなく進（すす）め

戦国（せんごく）乙女（おとめ）よ咲（さ）き誇（ほこ）れ

鮮（あざ）やかに空（そら）を駆（か）け巡（めぐ）り

十六夜（いざよい）満月（みつき）を塗（ぬ）りつぶせ

薄紅（うすくれない）に今（いま）染（そ）め上（あ）げて

戦国（せんごく）乙女（おとめ）よ咲（さ）き乱（みだ）れ

艶（あで）やかに宙（ちゅう）を舞（ま）い上（あ）がり

浮世（うきよ）の幻（まぼろし）切（き）り裂（さ）いて

蒼（あお）い火（ひ）が今（いま）燃（も）え上（あ）がる

陽炎（かげろう）がゆらゆら揺れる

ああ 佇（たたず）んだ荒野（こうや）に

咲（さ）いてる花（はな）のように

強（つよ）く気高（けだか）くあれ

折（お）れて散（ち）るもまた運命（さだめ）

戦（たたか）う女（おんな）に

甘（あま）えは（わ）許（ゆる）されない

涙（なみだ）する日（ひ）もあるだろう

自分（じぶん）信（しん）じて進（すす）め

戦国（せんごく）乙女（おとめ）よ立（た）ち向（む）かえ

動乱（どうらん）の時代（とき）を駆（か）け抜（ぬ）けて

満身創痍（まんしんそうい）でも突（つ）き進（すす）め

稲妻（いなずま）の螺旋（らせん）の中（なか）で

戦国（せんごく）乙女（おとめ）よ解（と）き放（はな）て

喜（よろこ）びも悲（かな）しみも抱（だ）いて

常世（とこよ）の暗闇（くらやみ）断（た）ち切（き）って

宿命（しゅくめい）の風（かぜ）に吹（ふ）かれて

暁（あかつき）の光（ひかり）の中（なか）で

戦国（せんごく）乙女（おとめ）よ咲（さ）き誇（ほこ）れ

鮮（あざ）やかに空（そら）を駆（か）け巡（めぐ）り

十六夜（いざよい）満月（みつき）を塗（ぬ）りつぶせ

薄紅（うすくれない）に今（いま）染（そ）め上（あ）げて

戦国（せんごく）乙女（おとめ）よ咲（さ）き乱（みだ）れ

艶（あで）やかに宙（ちゅう）を舞（ま）い上（あ）がり

浮世（うきよ）の幻（まぼろし）切（き）り裂（さ）いて

蒼（あお）い火（ひ）が今（いま）燃（も）え上（あ）がる

陽炎（かげろう）がゆらゆら揺れる