世界が混ざる白昼君は何を思うだろう

それは濁る水のように暗く嘘に塗れてるんだろう

そこに愛が無いのなら何を頼ればいいんだろう

深く突き立てられたナイフで君と同じ夢を見る

世界が絡む蜃気楼誰と同じ明日をゆく

そして澱んだ霧と憂鬱紛れ同じ朝を迎える

錆びつく感傷に溶けて消える

誰も知らない部屋で反響する君の叫び

澄んだ瞳に花が散る

消えぬ痛み真っ逆さまに

落ちる落ちる落ちてゆく

心臓は動いている刻んだ後悔も飲み込んで

真相は変わってゆく滲んだ記憶ごと

聡明を掴んだなら今までの僕でいられますか

感情は未だかつて蝕まれている

そこに誰もいないなら誰と同じ夢を見る

そこに隠した真実と罪二度と見ることはできない

曖昧が交差する夕暮れ誰も何も知らない

都会の夜に咲いた花は

塗り潰され失意に飲まれて

枯れる枯れる枯れ果てる

振動は伝播する限りない景色を飛び越えて

熱情は冷めやらぬ澱んだ涙ごと

緊張をほぐしてくれ気持ちごと全部飲み込んで

心臓は動いている果てることなく