浮森かや子
专辑:《「絶対迷宮グリム」サウンドトラック 「森の演奏会」》
更新时间:2025-03-13 07:47:52
文件格式:mp3
「秘密の森の舞踏会」 - 浮森かや子 (浮森佳也子)
词:浮森かや子
曲:浮森かや子
月がわらう夜に
ひらかれる舞踏会
星々がふるえて
毛布に隠れる
さあさ始めましょう
赤い頭巾のおんなのこ
お菓子の家の兄妹も
まだ眠ることないわ
きらめく飴細工
トルテにレープクーヘン
なんでも召し上がれ
林檎だけは気をつけて
柔らかな寝台で一晩じゅう
夢見るなんて
嗚呼そんなのつまらない
つまさきで冷たい床を蹴り
駆け出したら
舞踏会は直ぐそこ
とっておきのドレスを
ふわりとひらめかせて
あなたの手を取って
淑女のように微笑うわ
猫の目がまるまり
大人が眠るころ
何もかもかがやき
森が目をさます
ほらほら小人さん
恥ずかしがらないで
帽子の隙間から
外を覗いてみて
甘いおばけ南瓜を
パイにしては駄目よ
おまじないを掛けて
あなたに会いに行かなきゃ
雨のしずくを
蜘蛛の糸でゆわえて
野ばらのつぼみで
手首を飾りましょ
魔法の鏡なんかなくても
生きていける
あなたの瞳に映れば幸福なの
「昔々のおはなし」
なんて御冗談
毎夜の舞踏会は
あでやかに廻る
欺瞞で汚された
すすだらけのこの世界
ぬれた頬を撫でて
呉れたのはあなたでした
魔女が飛んでいく
舞踏会を目指して
森を囲う夜空が
色とりどり揺らめく
毒林檎のジャムも
おばけ南瓜のパイも
本当は要らないの
あなたさえいれば良い
夕暮れ街角ひとりで
泣いている少女
どうか忘れないで
この森の舞踏会