紅涙にしづむは供人の憂い - 3L (スリーエル)
词:やまざきさやか
暮れ六つが消えてく
長い影もやがて消えてく
踊る戌の刻に
あの人はまだひとり眠る
赤い彼岸の花
揺らしてかわたれ
まだ気ままに
軋む愛と情も
跳ねる靴の音にかすれて
消えていく
位置感覚損なう朔日
ニイニイぜみ
ふと恋しくなった
散心してる
欲しがり始める
呼んでみても
返りはしないのに
五里霧中の入口はどこに
ろくろくたる
ヨイノホシ越えて
糸竹も詩も
こぼれるほど集め
蓮の糸
久遠に結んだ
引け四つが響いて
うつつの夢醒めて消えてく
長い夜の途中
あの人はまだひとり眠る
赤い彼岸の花
揺らしてかわたれ
まだ気ままに
軋む愛と情も
跳ねる靴の音にかすれて
消えていく
ひとりごと触れて
蜜のようないつの指で
無境に泣く
約束壊れそう
まだひとり眠る
あの人を
包む見えない繭
ふれてそっと
開いてみてみたい
でもよりそうたび
増えていく
肌と肌の隙間
埋められない
いくども重ねても
ただむつごとにも
どこか似た
甘さと淋しさに
ながされてく
小さな部屋の中
まだやみは深く
いくえにも
重なりつらなって
こぼす涙
静かに溶かしていく