波は干いた珊瑚を攫って
そっと海に还してまた打ち寄せ続けてる
ざらざらと落ちる
砂粒のおとで
目を覚ますよ
目を覚ますよ
戻れないと最初から知っていたのに
宙を泳ぐメモリの群れ
跳ねる鲜やかなフロアだけが
味方になって心臓を揺らす
巡り巡った果てに岸辺に帰る
やがて体は削られて
柔らかい砂になるだろう
全てを忘れ
名前さえ呼べなくなっても
明日はくる
残酷なほど等しい
それでも今は
爱しい全て折り重ねて走るだけ
海に混じる日がくるまで
记忆なんて頼りないフィルムだけど
呼び覚まして
砂の城を作っている
砂の城を作っている