カラクリ少女 feat. 初音ミク - ぽんぬー/初音未来 (初音ミク)

切れ長の目の少女は

輪郭を無くしながら

時計じかけのこの街で

少しずつ僕を忘れる

時間は止まってしまった

誰かがとなえた呪文で

僕らは出会ってしまった

それぞれの運命とやらで

切れ長の目の少女は

乾いた笑い声で

失う怖さを覚えて

少しずつ大人になっていく

それでも進んでいるようだ

日常っていうものらしい

大袈裟に笑ってみせるんだ

君はいつも優しいから

嵐が通り過ぎて

軋む僕の心は

どこにでもありふれていて

忘れてしまいそうになる

抱きしめることも

傷つけることも

僕にとってはいつも同じ

時間を返そう

君がいつもと同じように

笑えるように

切れ長の目の少女は

乾いた笑い声で

静かにスイッチを切った

記憶だけは無くさぬように

いつか僕は錆びついて

形をなくしてしまうだろう

その時君はどれくらい

大事なものを得るのだろう