誰かが言った「好き」って言葉

わたしは遠く 遠く感じて

もらう事もあげる事も

絵本の中のおとぎ話のように見えた

ねえ 目には見えないものを

君は何故「在る」って言えるの

いつか視える時が来るといいな

わからない わからないよ

出会わなければ この嘘に気づかなかったのに

君にしか埋められないってそう思ったんだ

その答えを教えてよ

いつからだろう 期待しなくなっていた

持たざるわたしじゃ誰にも届かない

解っていたけど 終わらせようとしたけど

君に触れた 「それでも」って言いたかった

ねえ ニセモノじゃ嫌だよ

君に理解してほしいんだよ

我儘でしかなけど いつか どうか

教えて 教えてよ どうしてだろう

いつもの道が色づいて視えたんだ

モノクロの記憶も全部全部包み込むような声

この気持ちの名前はなんだろう

わからない わからないよ

出会わなければ この嘘に気づかなかったのに

前を視れる理由はなんとなく解る気がしたから

この気持ちの答えは愛なんだ