4.2.3. - 中島みゆき

中岛美雪

专辑:《わたしの子供になりなさい》

更新时间:2025-03-12 09:37:08

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4.2.3. - 中島みゆき 歌词

4.2.3. - 中岛美雪 (中島みゆき)

词:中島みゆき

曲:中島みゆき

编曲:瀬尾一三

Drums:山木秀夫

E.Bass:メッケン荻原

E.Guitars:西川進/Micheal Thompson

A.Piano:Jon Gilutin

Keyboards:瀬尾一三/小林信吾/Jon Gilutin

Programming:浦田恵司

Recorded by:加藤謙吾/David Thoener

Assisted by:三浦健介/礒脇嘉徳/Michael Scotella

Studio:One Voice, Burnish Stone, Epicurus, Ocean Way

Mixed by:David Thoener at Burnish Stone

Assisted by:Michael Scotella

食べていくための仕事に

ひと休みして

私はTVをつけた

眠らぬ旅のあれこれを

生まれた街で癒そうと試みていた

明日にはこの街にも

雪がちらつくだろうと

季節はずれの

天気予報が流れていた

明けきった5時半の空に

目を細めて

チャンネルを変えた

中継という文字

そして私の瞳に

爆風が噴きつけて来た

長い間に見慣れてしまっていた

白く平たい石造りの建物から

朱色の炎と石くれが

噴きあがる瞬間だった

ゆらゆらと熱のかげろうはあがり

やがて白い煙から

土色の煙となって

建物から噴き出していた

昨日までと今日は

違うものなのだと

人はふいに思い知らされるのだね

蟻のように黒い人影が走り込む

身を潜める 這い進む 撃ち放つ

どうせTVの中のことだと

考えることもできず

考えないわけにもいかず

ただ私は

誰が何を伝えようとしているのか

それだけに耳を傾けた

それだけに耳を傾けた

大きな救急車が扉を広く開けて

待ち構え続けている

担架に乗り 肩にかつがれ

白い姿の人々が運び出される

日本人が救けられましたと

興奮したリポート

ディレクターの声も

エンジニアの声も

いり混じっている

人質が手を振っています

元気そうです笑顔ですと

リポートは続けられている

その時ひとかたまりの

黒い姿の人々が

担架を囲んでとび出して来る

リポーターは日本人が

手を振っていますとだけ

嬉々として語り続ける

担架の上には黒く煤けた兵士

腕は担架からぶら下がり

足首がグラグラと揺れる

兵士の胸元に赤いしみが広がる

兵士の肩に彼の銃が

ためらいがちに

仲間によって載せられる

担架はそれきり全速力で

いずこかへと運び出されてゆく

日本人が元気に

手を振っていますと

リポーターは興奮して伝え続ける

黒い蟻のような

あの1人の兵士のことは

ひと言も触れない

ひと言も触れない

日本人の家族たちを

喜ばせるためのリポートは

切れることなく続く

しかしあの兵士にも

父も母も妻も子も

あるのではなかったろうか

蟻のように真っ黒に煤けた彼にも

真っ黒に煤けた彼にも

あの国の人たちの正しさを

ここにいる私は測り知れない

あの国の戦いの正しさを

ここにいる私には測り知れない

しかし見知らぬ日本人の無事を

喜ぶ心がある人たちが何故

救け出してくれた

見知らぬ人には

心を払うことがないのだろう

この国は危い

何度でも同じあやまちを

繰り返すだろう

平和を望むと言いながらも

日本と

名の付いていないものにならば

いくらだって

冷たくなれるのだろう

慌てた時に 人は正体を顕わすね

あの国の中で事件は終わり

私の中ではこの国への怖れが

黒い炎を噴きあげはじめた

4. 2. 3.

4. 2. 3.

日本人の人質は全員が無事

4. 2. 3.

4. 2. 3.

4. 2. 3.

4. 2. 3.