鳥篭の城 - やなぎなぎ (柳凪)
作詞:やなぎなぎ
作曲:やなぎなぎ
ひろいひろい庭 佇む王様
誰も助けには来ない
鳥篭の中
もうじき夜明けがやってくるのに
どうして私の闇は終らないのだろう
鴉の告げる刻
独り善がりの舞台で
鉄線のこの塔の上には
空と繋がる場所がある
そんな気がした
揺れる揺れる篭 もがく小鳥は
鍵の壊し方なんて知らずにいたから
どんな賛辞も どんな名誉も
この鍵穴にはきっと
おさまりはしない
届かぬ大空にのばした手の
行く先は
叶うなら その鍵を与えて
胸を焦がしたあの空へ
鉄線のこの塔の上には
空と繋がる場所がある
そんな気がした
そんな気がした