やさしい時間 - 米泽圆 (よねざわ まどか)
放課後の帰り道
影法師となかよし
ほのり染まる街並み
その薰りで記憶が摇れる
追いかける憧れは
どこか夕陽と似てる
いつしかわたしも
綺麗な色になれるかなぁ
今日も茜空には
夢へ馳せる風たち
いくつの願いごとを
包み込むよやさしく
凪ぎまた舞い
明日へわたしの背押してる
部屋の隅に佇む
3匹の縫いぐるみ
「ただいま」と伝えたら
「おかえり」って言うよう微笑う
窓を開けてあいさつ
紅茶まで用意して
夜風とおはなし
ちいさなひみつ打ち明ける
明日のわたし自身を
今日よりもっと愛したい
だから約束しよう
次の空に羽ばたく
羽根ごの夢
きっと行けるはず未来へ
日記帳は書きかけ
寝息たてて「おやすみ」