ポニーテール、その刹那。 - ゆいこんぬ
词:PolyphonicBranch
曲:PolyphonicBranch
教室の隅に捨てた友情
沈む代償をはらむ群青
目を開けたなら鳴り出す感情
「もどかしいや」
右を向いたらさめざめ感傷
左の視界の端に嘲笑
震える足に吐き出す惨状
「情けないな」
張り付いた教室の空気
打ち破る制服の少女
ポニーテールはアイツだった
「息を止めて」
スロウな3秒
駆け出してた
焼けそうな呼吸
強く引く腕を
僕は何だか他人事のように
「運命の王子様かなぁ」
なんてね
誰もいない屋上の静かを
振り向いた強がりな眼差しを
洗練された眉のカーブを
「届かないや」
「どうでもいい」
思ってもないこと
「一人でいい」目を逸らした
明日もきっと大丈夫だ
「息が止まる」
スロウな3秒
泣いているの?
余計なお世話でも
いいんだってただ
相対的な評価は
必要ないってまだ
「君と関わっていたい」
なんてね
「幼馴染の特権で
君に偽善を押し付けたいの」
そう言う君は妙に
まじめな表情でさ
どこまで冗談なのか
測りかねるよ
「息を吐いて」
スロウな3秒笑い出した
夕日が沈む一瞬の空間
「何がおかしいのよ」って
むくれる
君に
「僕の幼馴染の
王子様だね」って返す
何でもない今日のはずが
ちょっと違った
言いたいけど言えない
セリフもあって
二人笑いあった放課後の屋上
「何だか忘れられない
一日になったなぁ」