ああ 本当は紛い問です
夜の内から
さぁ 覗き込んだ
その不安も有りはしないよ
爛れた手先で、傷をいじぐってみても
過ごした季節は戻らない
ずっと汚れた私の命は
どこにあればいいんですか、ねぇ?
ああ 君だって いつだって
消えてしまいたいでしょう
ああ 宇宙になって
夜を酔いて
攫って 攫ってほしいの
攫って 攫ってほしいの
足りないんだ
見垂れた手先で
あたしを呪ってみても
あの日の日差しは 戻らない
使い古された白紙は
どこにあればいいんですか、ねぇ?
ああ 君だって いつだって
消えてしまいたいでしょう
ああ 宇宙になって
人類になって
攫って 攫ってみたいの
攫って 攫ってみたいの
すべて すべて許して
揺れて 揺れていたいの