現在は福山雅治バンドのバンマスとして、かつては大瀧詠一「ナイアガラ」一派として活躍し、アレンジャー(『ルビーの指輪』など)、鍵盤奏者、さらにCM・ドラマ・映画・舞台などの音楽も担当する、日本の音楽を牽引してた井上 鑑。彼の1984年発売のアルバムが紙ジャケットCDとして登場!! 横尾忠則氏の描いたジャケットが印象的。井上鑑、ジョン・ギブリン、アラン・マーフィー、山木秀夫の4人によるプロジェクト。人間の愚かさを感じさせる歌詞が印象的な「5000本の樫の木」「7月のCAMEL」、女性の話し声の加工が面白い「A Moment In A Morning」、琴と井上鑑ユニットとの融合が面白い「架空庭園論」と続き、霧の中を彷徨うような印象を受ける「FOREST OF THOUGHT」と全曲を通して人間と自然の共存についてなど深いテーマ性のある作品となっている。